民俗芸能研究に挑む会
2012年5月11日金曜日
第02回 民俗芸能研究に挑む会
どうも、西嶋です。新年度でばたばたしておりまして、前回より参加者は少ないですが、活発な議論ができました。毎月やっていく予定ですのでよろしくおねがいいたします。
part.1
part.2
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第02回 民俗芸能研究に挑む会
概要民俗芸能研究を批判的に検討する若手の研究会
誰でも参加可能。気軽にご連絡を。
日時:2012年4月30日(月) 18:00~20:00
場所:西嶋宅(東京都三鷹市)
内容
・輪読 橋本裕之『民俗芸能研究という神話』 p.45~p.75
「文化としての民俗芸能研究」
→レジュメ担当:西嶋
参加者は、事前に読んでおき、A4で1枚程度の感想、
自分の読みをなるべく前日までにメーリングリストに投稿してください。
遠方の人とも情報・議論の共有をはかりたいのでお願いします。
Ustream:
http://www.ustream.tv/channel/民俗芸能stream
Skype:
nishijimakazuhiro
備考:
都合がつかない方は関東でもSkype,Ustream参加OKです。
いちおう、当日の模様はアーカイブして後からでも共有できるようにしましょう。
会場の西嶋宅は、16時ごろから来れるようにしておきます。
当日、うちまで来られる方は、何時ごろ来るか、夕食の有無もそえて
事前に連絡ください。よろしくおねがいいたします。
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2012年4月1日日曜日
第01回 民俗芸能研究に挑む会まとめ
舘野です。
第01回民俗芸能研究に挑む会の様子を報告します。
議論はトピックごとに整理してあります。
第01回 民俗芸能研究に挑む会
◆日時
2012年3月26日18時~20時
◆参加者
サベジ、舘野、西嶋(東京)、新美(愛知)、黛(大阪)、松井(兵庫)
◆今回のテキスト
橋本裕之「これは「民俗芸能」ではない」『民俗芸能研究という神話』、森話社、2006年5月
初出:小松和彦編『これは「民俗学」ではない』、福武書店、1989年8月
◆当日のレジュメ
◆論文の概要(舘野)
- 「民俗芸能」とは何か。
- 対象としての「民俗芸能」
- 「民俗芸能」の定義・文献目録・分類の検討。
- 「民俗芸能」研究において対象とされてこなかった芸能
- ストリップ、サーカス、見世物、大衆演劇、浪曲、河内音頭、女相撲……。
- 「民俗芸能」とは方法としてとらえられるべきである。
- 池田弥三郎 「民俗芸能とは、民俗学的考察の対象になる芸能である」
- 柳田国男 「目の前の豊富なる事実」を確実に記録する。
- 本来の意味での民俗学的思考を取り戻したときに、はじめて「民俗芸能」を認識/定立する視座を獲得できる。
◆議論
- フォークロリズムとパブリック・フォークロア
- 90年代にドイツ民俗学から流入したフォークロリズムと、2000年代にアメリカ民俗学から流入したパブリック・フォークロアを念頭において考えていきたい。(舘野)
- 民俗芸能研究の方法とは
- 「民俗芸能」を対象とした研究は社会学・人類学等でも可能だろう。民俗芸能研究固有の方法とはいかなるものか。(西嶋)
- 橋本が「民俗芸能研究」にこだわったのはなぜか。(黛)
- 芸能研究において、民族を超えたグローバルな比較は可能か。(サベジ)
- 「民俗芸能研究史」の問いなおし
- 橋本が小沢昭一に言及しなかったのはなぜか。民俗芸能研究者以外の言説を含めて研究史を検討する必要がある。(黛)
- 大杉栄の民衆芸術論争を民俗芸能研究史にひきつけてとらえることはできないか。(舘野)
- 限界芸術・大衆芸術・民族芸術として「民俗芸能」を扱った人々の存在。(西嶋)
- 「民俗芸能」と民族
- 民俗芸能研究が扱いうる民族の範囲は。アイヌ・沖縄、あるいはマタギ集団などは研究の範囲に含まれるのか。(サベジ)
- 本田安次は大陸との関連を念頭において、民俗芸能研究をしていたのではないか。研究者による認識の差異。(新美)
- 「民俗芸能」と地域社会
- 地域社会と芸能の関係性で「民俗芸能」をとらえられるのではないか。芸態・ジャンル等で「民俗芸能」と判断することはできない。(松井)
- 地元以外に出張する事例や、芸能の伝播という側面を考えると、必ずしも地域との関係性のみでは捉えられないのではないか。(西嶋)
- プロフェッショナルとアマチュアの問題。伊勢大神楽(黛)、旅芝居(舘野)は民俗芸能か。
- 今後扱いたい題材(西嶋)
- 『正しい民俗芸能研究』
- 『民俗芸術』
- 山路興造の著作
◆次回予告
橋本裕之「文化としての民俗芸能研究」『民俗芸能研究という神話』、森話社、2006年5月
担当:西嶋
次回は4月下旬ごろを予定しています。
民俗芸能研究者に限らず広く参加をお待ちしております。
2012年3月26日月曜日
第01回 民俗芸能研究に挑む会
どうも、西嶋です。民俗芸能研究に挑む会、なんとか第01回はじまりました。最初の報告者は舘野さん。ですが、参加者全員がレジュメを用意して、かなりディープな内容まで議論が進みました。当日の様子や課題の報告は、のちほど舘野さんが報告してくれる予定です。
◆part.1
◆part.2
◆当日のレジュメ
http://minzokugeinoustream.up.seesaa.net/image/IDOMU01a.pdf
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第01回 民俗芸能研究に挑む会
概要民俗芸能研究を批判的に検討する若手の研究会
誰でも参加可能。気軽にご連絡を。
日時2012年3月26日月 18:0020:00
場所西嶋宅(東京都三鷹市
内容
・輪読『民俗芸能研究という神話』 p.20~p.44
「これは「民俗芸能」ではない」
→レジュメ担当舘野
IDOMU01.pdf
参加者は、事前に読んでおき、A4で1枚程度の感想、
自分の読みをなるべく前日までにメーリングリストに投稿してください。
遠方の人とも情報・議論の共有をはかりたいのでお願いします。
Ustream:
http://www.ustream.tv/channel/民俗芸能stream
Skype:
nishijimakazuhiro
備考:
都合がつかない方は関東でもSkype,Ustream参加OKです。
いちおう、当日の模様はアーカイブして後からでも共有できるようにしましょう。
会場がもし家でよければ、16時くらいから雑談したり、
民俗芸能の映像みれるようにしておくのでもしよろしければ早めにきてもらって大丈夫です。
あと、よければ家で夕飯など用意しておきますゆえ、楽しくやりましょう。
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2012年2月27日月曜日
第00回 民俗芸能研究に挑む会
どうも、西嶋です。民俗芸能研究に挑む会の準備会を行いました。会の名称や方針の決定、Ustream中継やskype接続のテストなどを行いました。ちょっとうまくいかないところもありましたが、よろしければご覧ください。
◆Ustream 録画配信
◆当日のレジュメ
→ http://minzokugeinoustream.up.seesaa.net/image/IDOMU00a.pdf
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第00回 民俗芸能研究に挑む会
日時:2012年2月27日(月) 18:00~20:00
場所:西嶋宅(東京都三鷹市)
内容:・輪読『民俗芸能研究という神話』 p.5~p.20 「民俗芸能研究という神話 」・会の名称の決定・会の方針 場所、ペース、性格などの決定・橋本先生に挑む時期などの決定などなど
Ustream:http://www.ustream.tv/channel/民俗芸能stream
Skype:nishijimakazuhiro
備考:都合がつかない方は関東でもSkype,Ustream参加OKです。いちおう、当日の模様はアーカイブして後からでも共有できるようにしましょう。会場がもし家でよければ、16時くらいから雑談したり、民俗芸能の映像みれるようにしておくのでもしよろしければ早めにきてもらって大丈夫です。あと、よければ家で夕飯など用意しておきますゆえ、楽しくやりましょう。
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2012年2月1日水曜日
民俗芸能研究に挑む会、始まりました。
はじめまして。西嶋一泰と申します。大学院で民俗芸能の研究をしております。
突然ですが、今、日本各地に伝わる民俗芸能の多くは過疎高齢化による伝承者不足のために、存続の危機に瀕しています。
それは、実は民俗芸能を研究する研究者にもいえることです。民俗芸能研究というマイナージャンルに、これからどれだけスポットがあたるかはわかりませんし、若手の研究者もなかなか出てこないといわれておりました。
ですが、私自身、一年間動いてみてわかったことですが、民俗芸能に関心を持つ若手の研究者たちは、各地にいるのです。今の若手の研究者の多くは、自分自身が民俗芸能の伝承者であったり、伝承に関わるところから出発しており、問題意識や思い入れを持つ人が多いように感じられます。
ですが、何しろ、そんな問題意識を持った若手は1人、1人が点在しており、なかなか実際に会い、定期的な研究会を持つことが難しい状況でした。東京、埼玉、茨城、名古屋、山形、岩手、名古屋、大阪、神戸、徳島・・・、物理的な距離の壁は厚かったのです。
しかし、そこでインターネットの力を借りて、研究会をやってみようじゃないか、ということで動き出したのが、この「民俗芸能研究に挑む会」です。月1回の研究会ですが、東京三鷹の私の家をメイン会場として、そこからSkypeで大阪や名古屋と回線を繋ぎ、それをUstreamで全世界に発信するという試みです。
実際に会うわけではないので、最初はなかなかうまくいかないこと、深められない議論もあるかと思いますが、とりあえずこれを定期的に行うところから、
だれでも、どこからでも参加できますので、興味があればぜひ気軽にお声がけください。よろしくおねがいいたします。
Skype: nishijimakazuhiro
Ustream: http://www.ustream.tv/channel/%E6%B0%91%E4%BF%97%E8%8A%B8%E8%83%BDstream
メーリングリスト: 参加者受付中。ご一報ください。
突然ですが、今、日本各地に伝わる民俗芸能の多くは過疎高齢化による伝承者不足のために、存続の危機に瀕しています。
それは、実は民俗芸能を研究する研究者にもいえることです。民俗芸能研究というマイナージャンルに、これからどれだけスポットがあたるかはわかりませんし、若手の研究者もなかなか出てこないといわれておりました。
ですが、私自身、一年間動いてみてわかったことですが、民俗芸能に関心を持つ若手の研究者たちは、各地にいるのです。今の若手の研究者の多くは、自分自身が民俗芸能の伝承者であったり、伝承に関わるところから出発しており、問題意識や思い入れを持つ人が多いように感じられます。
ですが、何しろ、そんな問題意識を持った若手は1人、1人が点在しており、なかなか実際に会い、定期的な研究会を持つことが難しい状況でした。東京、埼玉、茨城、名古屋、山形、岩手、名古屋、大阪、神戸、徳島・・・、物理的な距離の壁は厚かったのです。
しかし、そこでインターネットの力を借りて、研究会をやってみようじゃないか、ということで動き出したのが、この「民俗芸能研究に挑む会」です。月1回の研究会ですが、東京三鷹の私の家をメイン会場として、そこからSkypeで大阪や名古屋と回線を繋ぎ、それをUstreamで全世界に発信するという試みです。
実際に会うわけではないので、最初はなかなかうまくいかないこと、深められない議論もあるかと思いますが、とりあえずこれを定期的に行うところから、
だれでも、どこからでも参加できますので、興味があればぜひ気軽にお声がけください。よろしくおねがいいたします。
Skype: nishijimakazuhiro
Ustream: http://www.ustream.tv/channel/%E6%B0%91%E4%BF%97%E8%8A%B8%E8%83%BDstream
メーリングリスト: 参加者受付中。ご一報ください。
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